Column

コラム

chevron_right

kintone × 地図でエリア分析!顧客・売上から見る営業エリアの活用術

    2026/10/16

    kintone × 地図でエリア分析!顧客・売上から見る営業エリアの活用術

    kintoneで顧客情報や売上データを管理していても、一覧表だけでは「どの地域に顧客が多いのか」「売上の大きい地域はどこなのか」といった地域ごとの特徴は把握しにくいものです。

    そこで活用できるのが、kintoneのデータを地図上で集計・可視化する「エリア分析」です。kintone用地図プラグイン「MAP-STAR for kintone」を使うと、顧客数や売上を500mメッシュ・町丁字単位で集計し、地図上で色分けして表示できます。さらに人口・世帯数などの国勢調査データ(オプション機能)と組み合わせれば、営業エリアの分析や、重点地域・出店候補エリアの検討に活用できます。

    本記事では、kintoneと地図を使ったエリア分析の方法を3つのステップで紹介します。

    こんな方におすすめ

    • kintoneで顧客・売上を管理している営業部門の方

    • 営業エリアや重点地域の見直しを検討している方

    • 出店候補エリアを地域データから比較したい方


    1. kintoneの顧客数・売上を地域ごとに集計して地図で色分けする

    MAP-STAR for kintoneでは、kintoneに登録した顧客データを地域ごとに集計し、その値に応じて地図上のエリアを5段階で色分けできます。

    集計単位と集計方法

    項目

    選べる内容

    集計単位

    500m四方のメッシュ/町丁字

    集計する値

    レコード数(顧客数)、売上などの数値データ

    集計方法(数値データ)

    合計/平均/最大値/最小値

    エリア別集計

    顧客数と売上を並べて地域の特徴をつかむ

    顧客数が多い地域が、売上の大きい地域とは限りません。地域ごとの顧客数と売上を見比べると、一覧表では気づきにくい違いが見えてきます。

    例えば「顧客は多いのに売上平均が低い地域」が見つかれば、単価の高い商材の提案を強化する候補になります。

    顧客の分布と売り上げの平均を重ねてみる

    2. 人口・世帯数(国勢調査データ)と重ねて地域の特徴を見る

    営業エリアを評価するには、自社の顧客数だけでなく、その地域にどれだけの人や世帯があるかも重要です。

    MAP-STAR for kintoneでは、国勢調査の人口・世帯数などの統計データ(オプション機能)を、500mメッシュや町丁字単位で色分けして表示できます。自社の顧客分布と重ねると、例えば「世帯数は多いのに顧客が少ない地域」、つまり開拓の余地がある地域を見つけられます。

    なお、国勢調査のデータは5年ごとに更新されます。

    統計データの項目を選択(人口、男性人口、女性人口、世帯数、持ち家数、就業者数)
    世帯数を5段階で色分け表示

    3. エリア分析の結果を営業・出店の判断に使う

    重点営業エリア・出店候補エリアを地図上で色分けする

    分析をもとに注力する地域を決めたら、500mメッシュや町丁字の区画ごとに色を付けて、地図上に示せます。

    • 重点営業エリア

    • 営業強化エリア

    • 出店候補エリア

    • 対応エリア

    地図を500mメッシュ単位で任意で塗分け 出店候補地などの営業エリアを視覚的に表現可能

    地図をお気に入り・画像で保存して共有する

    色を付けた地図はお気に入りとして保存でき、次回は呼び出すだけで同じ表示を再現できます。

    塗分けした地域は名前を付けてお気に入りに保存

    絞り込み結果や集計値を表示した状態で画像としても保存できるため、出店候補エリアの比較資料や会議資料にそのまま使えます。


    まとめ:kintone×地図で営業エリア分析を始めよう

    kintoneの顧客・売上データを地図で集計・可視化すると、一覧表では見えない地域ごとの特徴がわかります。

    • 顧客数・売上を500mメッシュ・町丁字単位で集計し、5段階で色分けする

    • 人口・世帯数と重ねて、開拓の余地がある地域を見つける

    • 重点営業エリア・出店候補エリアを色分けし、資料として保存・共有する

    kintoneに蓄積した顧客・売上データを地域という視点から分析したい場合は、地図を組み合わせることで新たな気づきを得やすくなります。


    MAP-STAR for kintoneを試してみませんか?

    MAP-STAR for kintoneは、住所付きのkintoneレコードを地図上に表示し、営業先の可視化・訪問計画・現場管理・エリア分析などに活用できるkintoneプラグインです。

    「kintoneに登録している顧客を地図で見てみたい」
    「訪問ルートを効率化したい」
    「現場の進捗を地図で管理したい」

    といった課題を解決します。

    お問い合わせ、トライアルへのお申し込みは下記リンクからお願いします。


    よくある質問

    住所しか登録していない既存の顧客データでも使えますか?

    はい、使えます。MAP-STAR for kintoneの一覧画面から、登録済みの住所をもとに位置情報をまとめて登録できます(1回の処理で2,000件まで)。導入後に追加する顧客は、レコード保存時に住所から位置情報を取得できます。


    導入に必要なものは何ですか?

    kintoneのスタンダードコース以上のご契約と、住所付きのデータが必要です。人口・世帯数などの統計データを使う場合は、オプション機能のお申し込みが必要です。


    500mメッシュと町丁字は、どう使い分ければよいですか?

    500mメッシュは区画の大きさがそろっているため、地域ごとの密度を公平に比べたいときに向いています。町丁字は住所の単位なので、担当エリアの割り振りや社内での共有など、地名で話したい場面に向いています。


    顧客が2,000件を超えても、すべてのデータが集計されますか?

    地図上に個別のマーカーで表示できるのは2,000件までで、超える場合は縮尺に応じて集約された表示になります。


    今期と前期など、期間を区切って比較できますか?

    kintoneの絞り込みで期間の条件を設定すると、その条件が地図にも反映されます。期間ごとに集計した地図をお気に入りや画像として保存すれば、並べて比較できます。


    人口・世帯数データは、いつの調査のものですか?

    2020年実施分のデータを使用しています(2026年10月時点)。

    国勢調査は5年ごとに実施され、データも5年周期で更新されます。


    kintoneのアクセス権によって、地図に表示される顧客は変わりますか?

    はい、変わります。
    地図にはログインユーザーが閲覧可能なレコードのみ表示されます。

    また、地図上で表示可能なレコードの情報には、閲覧可能なフィールドだけが表示されます。


    重点エリアを決めたあと、そのエリアの顧客を回る訪問ルートも作れますか?

    はい、作れます。地図上で円や多角形を使ってエリア内の顧客を絞り込み、移動時間が短くなる順番で訪問ルートを検索できます。詳しくは「kintone×地図で訪問効率UP!営業の活用術」をご覧ください。


    次に読むならこちら

    ▶ MAP-STAR for kintoneの活用記事をすべて見る

    投稿者

    白川

    kintoneやPower Automateを中心に、業務自動化や業務改善の支援を行っています。  セミナー講師として、業務効率化のポイントをわかりやすくお伝えしています。