コラム - お役立ち情報

2025.07.14

顧客データを“地図”で最大活用 ─ kintoneユーザーのためのプラグイン紹介

kintoneのデータを違った視点で見てみませんか?

「kintoneで顧客マスタは作ったものの、次にどう活かせばいいのか分からない……」そんな悩みを抱える営業スタッフは少なくありません。住所や訪問履歴が詰まったデータベースは、地図と組み合わせることで一気に “行動指針” に変わります。本稿では地図可視化プラグイン MAP‑STAR for kintone を使い、次の一手を最短で見つける方法を解説します。

INDEX

プラグインの概要

項目 内容
主な機能 ・住所・ランドマーク・郵便番号検索
・マーカー詳細ポップアップ
・500mメッシュ表示
・町丁字図形表示
・住所から緯度経度を取得
導入メリット ・顧客分布を可視化し「攻めるべきエリア」を発見
・地図上でステータス更新 → 社内アプリに即反映
・プログラミング不要、インストールから表示まで約5分
想定部門 ・営業
・マーケ
・店舗開発
・フィールドサービス

こんな使い方が出来ます。

ケース1: 営業の新規開拓エリアを発見

・ハウスリードから未対応の顧客のリストを表示
・近い場所にいる顧客にまとめてアポを取りたい

  ①地図検索バーに横浜市 磯子区などエリアを入力
  ②500mメッシュでピン密度を確認し、空白エリアを特定
  ③マーカー詳細ポップアップで近隣顧客の属性を確認

成果イメージ:新規アポ率が30→45%に向上

ケース2: イベント開催地周辺の顧客を素早く抽出

・展示会やセミナー会場近隣の顧客に招待状を送りたい
・出張や講演で訪れる地域の既存顧客をまとめてフォローしたい
・顧客アプリには[招待状を送付]の項目はあるが、どの顧客のものを有効にすればいいかわからない

  ①地図検索バーにパシフィコ横浜など会場名を入力
  ②会場周辺を500mメッシュで可視化

  ③密集しているピンをクリックして詳細表示、[招待状を送付] チェックをON

  ④招待状を送付にした状態で顧客アプリの一覧ビューで絞り込み

成果イメージ:リスト作成にかける時間が30%減少

ケース3: 緊急トラブル地域の顧客を即リストアップ

・自然災害や設備障害などが発生した地域の顧客に迅速に連絡を取りたい
・フィールドサービスチームの優先訪問先を決めたい
・顧客アプリには[緊急連絡先]の項目はあるが、どの顧客のものを有効にすればいいかわからない

  ①ニュースで報じられた地名を検索
  ②影響範囲のマーカーを表示

  ③マーカーをクリックし [緊急連絡] フラグを ON

  ④一覧ビューで優先訪問リストを即生成

成果イメージ:初動連絡までの時間を2時間短縮

今後リリース予定の新機能

  • 周辺の人口・世帯数表示機能:表示中の地図に人口、世帯数等の分布を表示することが出来ます。
  • 地図保存機能:表示中の地図を PNG形式 でダウンロードし資料に貼り付けることが出来ます。
  • マーカー色分け機能:表示中の地図を PNG形式 でダウンロードし資料に貼り付けることが出来ます。

新機能がリリースされ次第、本コラムで順次ご紹介します。

トライアルのご案内

  • 30日間のトライアル版を近日公開予定。
  • 詳細資料・デモ希望の方はこちらからお問い合わせください。

まとめ

MAP‑STAR for kintoneは、“地図で探す”“地図で動く” へ変えるツールです。
顧客が「どこにいるか」を視覚的に把握し、その場で次のアクションを決められます。
プラグインの詳細はこちらをご覧ください。

 記事を書いた人
記事を書いた男性アイコン
 株式会社ワイ・ビー・シー
 営業部 Innovation課
 原
 
 

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