2025.08.27
・「要フォロー」チェックが付いた重要案件を見逃して上司から叱られた
・商談金額が○○万円を超えた瞬間にチームへ共有したいが、毎回ソート確認が面倒
kintoneの 「レコードの条件通知」 を使えば、こうしたチェック作業を 自動アラート に置き換えられます。
アプリのレコードが特定の条件(フィールド値・数値範囲・選択肢など)を満たした瞬間をトリガーに、関係者へ一斉通知を送る機能です。
通知はレコードの登録時や編集によって条件を満たしたときに送信され、すでに条件を満たしたまま編集を保存した場合は送信されません。
条件の設定はフィルターとほぼ同じ感覚で行えます。
項目 | 内容 | 想定シーン |
---|---|---|
通知先 | ユーザー/組織/グループを個別に指定するか、「担当者名」「責任者名」など、ユーザーを選べるフィールドを通知先として選べます。 | 「見込金額が一定を超えたら上司に通知」「重要フラグ付きの問い合わせが来たら担当者に通知」など |
通知手段 | kintone内のベルアイコン通知+メール通知。PCでもスマホでもメールで即確認できます。 | リアルタイムの気付きと後追い確認の両立に便利 |
kintone標準テンプレート「案件管理」アプリを例に、「合計金額」が1,000,000円以上になったら商談担当者へ通知する設定を行います。
1. アプリの設定画面を開く:レコード一覧右上の歯車アイコンから「アプリを設定」をクリックします
2. 通知画面へ移動:設定タブの「通知」にある「レコードの条件通知」をクリックします
3. 通知設定を追加:画面内の[追加する]をクリックして条件通知を作成します
4. 通知条件を設定:
• フィールド:合計金額 ≥ 1,000,000。
5. 通知先を指定:
• [ユーザーを追加]から直接宛先を追加するか、[フォームのフィールドを追加]で「ユーザー選択」「組織選択」「グループ選択」フィールドを通知先として指定します。
• 通知先を設定していない場合、通知は送信されません。
• レコードを操作した本人や閲覧権限のないユーザーには通知が送られないことに注意してください。
6. 通知内容を設定:必要に応じて件名に含める文言を[通知内容]に入力します。
保存してアプリを更新:画面右下の[保存]をクリックし、続けて[アプリを更新]を実行して反映します。
以上で、合計金額が1,000,000円を超えるレコードが登録・更新された際に、商談担当者へ自動で通知が届くようになります。実際に条件を満たす金額に修正して動作を確認してみましょう。
このレコードを修正します。
合計金額が1,000,000になるように調整します。
保存してダッシュボードを開きます。
商談担当者に通知されることが確認できました。
メールで通知されることも確認できました。
1. 条件はシンプルに始める
複雑な条件はテストが難しくなります。まずは重要な通知を1〜2件設定し、月次で追加・調整していくのがおすすめです。
2. ユーザー選択フィールド活用
担当者やマネージャーがレコードごとに異なる場合は、通知先をユーザー選択フィールドにしておくとメンテナンスが大幅に楽になります。
3. ベル&メールの二段構え
ベルはリアルタイムの気付き、メールは後追い確認に活用できます。双方を併用することで見逃しを減らせます。
「レコードの条件通知」を導入すると、重要なレコードを目視で探す手間がなくなり、営業やサポートは対応に集中できます。
アプリを作って終わりにせず、標準機能を活かして“行動を促す仕組み”へと育てていきましょう。
次回は「リマインダー通知」による期限の自動管理について取り上げる予定です。お楽しみに!
記事を書いた人
株式会社ワイ・ビー・シー
営業部 Innovation課
原
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