コラム - お役立ち情報

2023.01.05

スマホで動態管理、簡単です!

営業や技術、保守サービス等の外勤作業員を抱えている会社様では、社外での社員の動向や、今どの辺りにいるのかなど、社内で即座に把握できたら…と思いませんか?
また、過去の履歴として、一人一人が日々どう移動していたかを見られるとすれば、行動分析、改善などに役立てたくはありませんか?

今回はそれらが簡単にできる、ワイ・ビー・シーの動態管理サービスを紹介します。

何が必要?

まず、このサービスを利用するのに必要なものは、

・外勤者
Androidスマートフォン
・管理者
Webブラウザ

です。

外勤者は専用アプリをインストールしたAndroidスマホを持ち歩くだけで結構です。日々の操作は一切必要ありません
管理者はブラウザで、直近どこにいたかを全員まとめて地図上に表示させることができます。必要であればグループごとにも見られます。
また、管理者は各外勤者の過去の移動履歴を1日ごとに見ることもできます。
履歴は最低5年間保持されますので、長くお使いいただく中では備忘録として利用することもできます。

なぜスマホを持ち歩くだけで居場所が分かるの?

インストールされたアプリは、操作することなく自動的に起動し、位置情報を取得します。

あらかじめ設定された稼働開始時刻になるとアプリが自動的に起動し、設定された一定時間の間隔で位置情報が取得されます。
稼働終了時刻を過ぎるとアプリは自動的に終了し、位置情報の取得をやめます。
翌日の稼働開始時刻になると、自動的に起動して位置情報の取得が始まります。

これらの過程において、一切スマホを操作する必要はありません
また、稼働時間外に位置情報が取得されることはありません。

例えばこんな使い方

●「今すぐ来てほしい」の声に対し、その場所に近い人に依頼する

いわば「緊急出動」要請があった場合、要請を受けた場所にその時点では誰が近いのかがすぐに分かります。
訪問看護、保守サービス業などで実際に活用されています。
まず地図を開くと、各員が直近どこにいたかが表示されます。

要請された場所の住所を入力し、地図の中心をその場所に移動させます。
すると、右にある各員のリストがその住所に近い順で並び替えられます
その場所に誰が近いのかは一目で分かります。
近くに居る人に連絡し向かってもらうのが効率的でしょう。



●過去の履歴とその日の行動実績を照らし合わせて確認

1人、1日ごとに移動履歴が見られます。
もし他に日報などで管理されている場合にはそれらと見比べ、確かにその場所に行っているか、無駄な移動をしていないか、なども確認できます。
外勤営業管理、ポスティング業務管理などで活用されています。



何時間も位置情報を取り続けたらスマホの電池って?

設定された稼働開始時刻から終了時刻まで自動的に位置情報を取得し続けるため、通常よりもスマホの電池は消耗します。
加えて電話やWebの閲覧や他アプリの使用も併せると、その度合いにもよりますが、一日で電池がかなり消耗してしまう可能性が高くなります。
業務時間外には充電し、場合によっては業務時間中でも充電が必要になることも想定しておいた方が良いかもしれません。

通信量は?

取得された位置情報をリアルタイムで管理者に共有するため、取得すると共にサーバへその情報を送信しています。
一例として、8時から20時まで12時間、5分間隔で位置情報を取得させた場合、このアプリだけでの1日の通信量は約0.01GBです。
単純計算で30日0.3GB、1ヶ月で1GB未満という計算となります。

※上記はあくまでも当アプリだけでの通信量です。スマホで他のアプリの利用やWebの閲覧、メール、メッセージ等の送受信をされる場合にはその通信量も発生します。

位置情報の精度は?

最初に言っておきますが、カーナビのようにピンポイントで正確な位置情報は取得できません。少なくとも数メートル程度の誤差は発生します。
スマホの地図アプリで現在地を表示したことがある方ならお分かりいただけるかもしれませんが、スマホのGPSでは本当に正確なピンポイントの位置情報を取得することはできません。
例えば建物の中にいたとしても、隣の建物や前の道路に居るかのように見える場合もあります。
その誤差の程度は機種によるところはあります。全機種で試したわけではありませんので正確なことは言えませんが、日本メーカー製や高スペックな機種であれば比較的誤差は少ないようです。

ただし、どのような機種であっても以下の場所ではどうしても精度が落ちてしまいます。

・地下
・トンネル
・室内で窓から離れている
・乗り物で移動中
・人混み、混雑した場所

特に地下、トンネルの中、室内の窓から離れた奥の方では、実際とかなりかけ離れた場所を取得してしまうことがあります。

おすすめの機種って?

2022年時点でのおすすめは、SHARP AQUOS sense6です。

何よりコストパフォーマンスが良いと思います。いわゆるハイエンドモデルほどのスペックではありませんが、その分お手頃な価格で、通常のビジネス用途であれば申し分ないでしょう。GPSの精度も問題ないレベルです。
使用してみての感覚的な話となってしまいますが、電池の消耗度もそれほど激しくないように感じられました。
目安として、フル充電の状態でこのアプリだけを1日12時間、5分間隔で使い続け、通話やWeb閲覧、他アプリをほとんど使わなければ、2〜3日は充電せずに済みました。
当然ながら通話等の他機能の利用次第では、それよりも電池が早く消耗してしまいます。

個人所有のスマホはおすすめできません!会社からの支給を

アプリを操作せずとも自動的に位置情報が取得されてしまい、稼働時間終了まではその処理を止めることもできません。
業務が通常より早く終わった時や休んでいる時など、場合によっては位置を知られたくないこともあると思われます。
それらを考慮すると、個人が普段利用しているスマホで運用されることはおすすめできません。
会社より業務用としてスマホを支給した上での運用をおすすめします。

さいごに

簡単で月々の利用料も安価なワイ・ビー・シーの動態管理サービスを使ってみませんか!

サービス紹介・利用料等はこちらからhttps://www.ybcdoc.com/lineup/map-star-at/

私共、株式会社ワイ・ビー・シーはシステム開発会社です。
既存のITサービスの提供に留まらず、オーダーメイドで貴社に合ったシステムを開発することもできます。
既製サービスではしっくり来ないというお声にもお応えします。

お問い合わせはこちらからhttps://www.ybco.co.jp/contact/

 記事を書いた人
記事を書いた男性アイコン
 株式会社ワイ・ビー・シー
 営業部 開発チーム
 石田
 




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