コラム - お役立ち情報

2022.01.26

IT導入補助金について

IT導入補助金とは?

IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者等がITツールを導入する経費の一部を補助するための事業です。2016年から開始され、事業開始以来補助事業の実績を踏まえて制度変更を行いながら毎年度措置されていますので2022年も実施される予定です。
詳しくはこちら→https://www.it-hojo.jp/first-one/ab-type.html#anchor01

補助金利用のメリット

IT導入補助金を利用するメリットとしては下記のような点が挙げられます。
 1.ITツールの導入にかかる費用の一部補助 ※1 が可能
 2.業務効率化やDX(Digital transformation)につながる

 ※1 補助額は事業類型によるので導入しようとしているITツールがどの事業類型 ※2 になっているのか事前に確認しておく必要があります。
 ※2 事業類型は(https://www.it-hojo.jp/first-one/)と(https://portal.it-hojo.jp/r2/search/?_ga=2.39982311.473725660.1623196589-1369793021.1623196589)から確認できます。ただし、導入したいITツールがどの類型なのかという記載はないのでIT導入支援事業者(弊社などITベンダー・サービス事業者)へ確認することをおすすめします。


IT導入補助金申請時の注意点


まず初めに、補助金は申請すれば全てが採択される訳ではありません。
事務局により申請内容の審査が行われ、条件を満たした案件のみが採択されます。
一般に、採択されないケースの原因としては以下の3つが考えられます。
 1.書類の不備
  事務局が求める書類が存在しなかった。もしくは、書類内容に不備があったことなどが考えられます。
  IT導入支援事業者に協力してもらうことをおすすめします。
 2.公募要項に適していなかった
  【補助対象者に当てはまるか否か】、【準備する書類があっているのか】
  ということをきちんと確認することが必要となります。
  補助対象者一覧はこちら→https://www.it-hojo.jp/overview/
 3.公募のタイミングによって採択率が下がる
  募集回によって採択率が変わることがあるようです。
  これは予算の消化状況が関係している可能性があると考えられますので、なるべく早めの募集回で申請したほうが採択率は上がると思われます。
  2021年度の募集スケジュールはこちら→https://www.it-hojo.jp/schedule/

そのため、申請時に気を付けることとしては、以下の点が挙げられます。
 ・書類や記載事項のミスがないように
 ・労働生産性の数値計画と賃上げ計画に矛盾がないようにする
 ・加点項目を満たしておく
申請の手続き・概要はこちら→https://www.it-hojo.jp/procedure/

実際に申請作業された弊社のお客様

申請準備の中で特に時間を要したのが、自社の財務情報の入力と事業計画の作成でした。
それぞれ何の数値を示さなければいけないのか、まず理解するまでに時間がかかりました。
また、より採択率を上げるための取り組みとして、自社の強み弱みが最大限伝わるような文面を考えることにも時間をかけ、申請準備からすべての申請完了までには約2か月かかりました。担当の方に何度も質問させていただき、1つ1つ完成させていくといった流れでした。

まとめ


IT導入補助金は申請から採択後まで多大な労力を必要とする作業となります。
申請時に必要な書類の準備や計画数値の作成など、時間がかかる作業が多いので締め切りまで余裕をもって申請を進めていくことをお勧めします。
また、採択後も事業実績報告を3年間行う必要があります。
申請企業のみで進めるのではなく、IT導入支援事業者と協力して確認することが大切です。
今回申請作業を行ったお客様には、不明点があればその都度質問をしていただいたので弊社もその都度無理なく問題を解消することができました。
IT導入補助金についてご不明点がございましたらお気軽にお問合せください。
お問い合わせはこちら→https://www.ybco.co.jp/contact/